ヨーグルトは、牛乳の栄養に乳酸菌の働きによる効果をプラスしたものです。ヨーグルトの酸味は、食欲を増進させ、胃液の分泌や腸のぜん動運動を促し、消化吸収を助ける働きがあります。また腸に生きて達した乳酸菌やビフィズス菌は、乳酸や酢酸を作り腸内の悪玉菌を抑えて有害な物質が作られるのを防ぐなど、お腹の調子を整える働きがあります。したがって、便秘が解消されお肌にもよいということになります。
乳酸菌やビフィズス菌が生きて腸に届かなくても、菌体成分(死骸)が血圧や血清コレステロール値を下げるなどの働きがあることもわかってきました。小腸には人間の免疫作用を司る免疫細胞の60%が集まっており、乳酸菌・ビフィズス菌が免疫力を高めガンやインフルエンザなどの感染症に対する抵抗力を高めることも報告されています。